がけくずれ
がけくずれは、急な斜面(しゃめん)が、とつぜんくずれ落ちる現象(げんしょう)です。雨水や雪どけ水ががけにたくさんしみこんだことが原因で起きたり、地震(じしん)のゆれによって起きたりします。
がけくずれは、地すべりのように地面が少しずつすべり落ちるのではなく、一気に大量の土がくずれ落ちてくるため、がけの下にいた人は、ほとんどにげることができません。このため、人の命が失われることが多いのです。
がけくずれが起きやすいがけ
5メートル以上の高さのあるがけ、かたむきが30度以上の急ながけは要注意です。がけの下よりも上のほうが張り出しているがけ(オーバーハングしているがけ)は、雨が降らなくても地震や強い風などでくずれるおそれがあります。
また、ひびが入っていたり表面に大きな石が飛び出しているがけ、わき水が多いがけも危険です。