支える
地域の防災力を向上させる一般の方々に、土砂災害とその対策について理解していただくこと、またその理解を通じて防災意識を醸成・維持していただくことは簡単なことではありません。私たちが土砂災害防止の広報に携わって35年以上、これまでに培った経験と知識、技術を多面的に活かし、様々な活動の支援や資機材の提供を行います。
地域防災力向上の支援
自分たちの命は自分で守る。その意識を育むため、教育委員会や地域住民の皆様とともに、小・中学生から高校生・大人を対象とした地域主導の土砂災害への備えを学ぶ機会創出を支援します。
以下のニーズに対応します。
・新たに防災学習・教育に取り組みたい
・既存の防災学習・教育を向上、推進したい
・他地域が実施している防災学習・教育の成果事例を参考に検討したい
地域防災力向上施策や各教育現場の取り組みにおいて、防災学習・教育の循環性を高め持続可能な仕組みづくりを支援しています。
平成23年の紀伊半島大水害で甚大な被害を受けた那智勝浦町では、「土砂災害を忘れない」をテーマとした各種取組みを行っています。土砂災害に対する「心構え」と「知識」を備えた個人を育成することにより、子供から家庭へ、さらには地域へと防災知識等が浸透していくことを期待し、土砂災害防止学習の定着に向けて取り組んでいます。那智勝浦町教育委員会は、「令和元年度防災功労者 内閣総理大臣賞」を受賞されました。
阪神・淡路大震災以降、神戸市内の小・中学校では、主に地震に関する防災教育が定着していますが、土砂災害への備えも欠かせないため、市内のモデル中学校での学習カリキュラムを作成、カリキュラムに即した教材等の整備、対象校の拡大を支援し、円滑な地域での防災学習の芽を育むとともに、学校主導での推進を支援しました。
文部科学省の支援事業「スーパーサイエンスハイスクール」の指定校で、「地すべり災害」をテーマとして選んだ高校生の校外研修を支援しています。
また、全国の大学生を対象としたインターンシップ「キャンプ砂防」の事務局運営を支援しています。
地域のお祭りや自主防災活動の場での防災学習・土砂災害への警戒意識向上を支援しています。