なだれ災害をふせぐ
なだれによる災害をふせぐ施設としては、なだれが発生しないようにする施設と、もしなだれが発生しても、それがふもとまでとどかないようにする施設の2つがあります。
予防柵(よぼうさく)は、山の斜面(しゃめん)に積もった雪がすべり落ちるのをおさえて、なだれが起こらないようにするための柵です。これを、山の斜面の上のほうに、何列もならべてつくります。
一方、もしなだれが発生しても、民家などを直撃(ちょくげき)することがないように、山のふもとになだれを受け止める柵(防護柵<ぼうごさく>)や壁(防護壁<ぼうごへき>)をつくります。