共有する
土砂災害防災のフィールド一般の方々に、土砂災害とその対策について理解していただくこと、またその理解を通じて防災意識を醸成・維持していただくことは、簡単なことではありません。私たちが砂防の広報に携わって30年以上、これまでに培った経験と知識を多面的に活かし、様々な活動の支援や資機材の提供を行います。
砂防フィールド
コミュニティ
スタッフの取材記録などを交えつつ、土砂災害を克服してきた各地の活動紹介や情報提供を行っております。
この場を通じて新しい発見や様々な交流が生まれることができれば幸いです。
7/12(金)に、宮城県仙台第一高等学校の生徒さん2年生4名が当センターに校外研修で訪れました。
当高校からの来訪は今年で4回目となりました。
同校は文部科学省の支援事業のスーパーサイエンスハイスクールの指定校です。
その一環として13の分野において課題研究に取り組み「災害」を選んだ4名が、約2時間の研修を受けに来られました。
研修目的
「私たちは災害研究ゼミに所属し、砂防ダムによる防災面の効果とともに、環境面への影響について研究を行っており、
現在は、水路模型実験装置を自作し、砂防堰堤の種類によって流出土砂にどのような影響がでるかを調べることで、
環境への影響を議論できないかという研究を行っております。
今回は「未来に生かす砂防ダム」をテーマとし、研究に関連する内容を詳しく学びたいと思い、ご連絡させていただきました。
私たちは実際に土砂災害防止に関する研修会等に参加する機会がほとんどなかったので、
砂防事業全般の取り組みについてもお話を伺いたいと考えております。
主な質問事項
・砂防ダムの半透過型の種類やメリット・デメリットなどについて、詳しくお話を伺いたい
・砂防ダムに今求められていることについて
・砂防ダムによって起きる問題とその理由
・砂防ダムの高さの限界とその理由
生徒が考えた研究目的と研究の進捗・前日(7/11)に東京大学 堀田先生の特別講義を受講し分かったこと等を聞いて、
生徒の疑問点に答える形で説明を行いました。