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土砂災害防災のフィールド一般の方々に、土砂災害とその対策について理解していただくこと、またその理解を通じて防災意識を醸成・維持していただくことは、簡単なことではありません。私たちが砂防の広報に携わって30年以上、これまでに培った経験と知識を多面的に活かし、様々な活動の支援や資機材の提供を行います。
砂防フィールド
コミュニティ
スタッフの取材記録などを交えつつ、土砂災害を克服してきた各地の活動紹介や情報提供を行っております。
この場を通じて新しい発見や様々な交流が生まれることができれば幸いです。
私の住んでいる東京は葛飾区東立石には、
数年前に中川沿いの工場跡地に完成した東立石緑地公園がある。
ここには簡易的なアスレチック器具が所々に設置されていて、
毎日、早朝から近所のお年寄り達が運動に励んでいる。
敷地は、すぐ脇を流れる中川に向かって、なだらかな丘状になるように盛土されている。
また、ここは災害時の応急活動拠点となっているということなので、
防災の日でもあった昨日、改めてその設備を確認しに行ってみた。
入口を入るとその右側には、初期消火及び救出・救護機材や、
テント、トイレブース、炊事道具等が収められた防災倉庫が設置されており、
その横には通路に沿って、災害時には炊事場となる洗い場や、
カマドになるスツールとベンチが設置されている。
炊事や洗濯に利用できる洗い場と座面を外すとカマドになるスツールとベンチ
そして、入口を入った左側には、仮設トイレ用のマンホールが、
通路に沿って設置せれていて、災害時にはブースで囲む形になっている。
災害時にはブースで囲まれそれぞれが個室トイレとなる。
まだ護岸工事中のためにフェンスで囲われてしまってはいるが、
災害時に物資を川から搬入するための防災船着場も設置されている。
河岸近くにに設置された太陽光と風力による発電機は、
災害時に公園内の照明に電力を供給するようになっている。
このような防災施設が近所にあることは心強いものだが、
しかし、それがそこにあると言うことを知らなければ何の意味も無いなのだ。
そのようなことからも、皆さんにも是非、
お住まいの地域の身近な防災施設の有無を再確認して頂きたい。
平成27年8月22日(土)に長野県飯島町にある与田切川(天竜川支流)公園で、
フェスティバルin与田切2015が開催され、国土交通省天竜川上流河川事務所により
「3Dシアター」が出展されました。
『3Dシアター』では、開催時間約5時間(10:00~15:00)で延べ665名が
3D映像「砂防えん堤のはたらき(5分)」「土石流災害に備えて(8分)」を
各18回を交互に上映し入館者は累計で大人181名、子供484名、計665名となりました。
◆視聴者の主な感想
・土石流は怖いと思った。(小学生男子)
・もっと怖い映像が見たい。(小学生男子)
・土石流が飛び出してくるところが迫力あってびっくりした。(小学生女子)
・砂防えん堤は大事なはたらきがあることがよくわかった。(男性)
・砂防事業で川が整備されていることを知らなかった。(女性)
・砂防事業には本当にありがたく思っている。災害の恐ろしさをこのような
映像で住民に教えていく活動をどんどんしてほしい。(飯島町長)
◇写真(運営編)
大人も子供も真剣です。
災害のシーンはみんなが「しーん」としています・・・
3Dメガネが「かっこいい~~」
夢中で飛び出してくる土石流映像を拾っていました(笑)
チビッ子たちは興味があるのに室内が暗いので
入り口でモタモタしてしまいます・・・
今回も大盛況でした~~m(__)m
◇写真(運営編)
エアテント(表)
エアテント(裏)
発電機(2.8kv*3機)
スポットクーラー(2機)、パイプいす(30脚)、長テーブル(5台)
受付の設営
スポットクーラーで空調管理
エアブロワーでテントに常時送風
のぼり旗で周辺をサイン
入り口にもサイン
片付けはきれいに、すばやく撤収
土砂災害対策ミニ模型が防災教育の現場で大活躍しています!!
※ミニ模型についての詳細情報はこちらから。
■事例紹介
◇主催:沼津河川国道事務所
◇主催:天竜川上流河川事務所
※詳細はこちらから
○日 時 平成27年8月31日(月) 13:30~16:00(開場 13:00)
○会 場 ホテル ポールスター札幌 2Fホール
札幌市中央区北4条西6丁目 TEL:011-241-9111
○プログラム
演題 『突然襲う土砂災害にどう対応するか』
講師 北海道大学大学院 農学研究院
国土保全学研究室 特任教授 小山内 信智 氏
大阪市平野区役所が『やさしい日本語』を使った防災訓練のチラシを公開しています。
小学低学年にもわかる内容ですので是非ご覧ください。
◇大阪市平野区ホームページはこちらから
http://www.city.osaka.lg.jp/hirano/page/0000307996.html
7/9(木)に、宮城県仙台第一高等学校の生徒さん4名が当センターに校外研修で訪れました。
同校は文部科学省の支援事業のスーパーサイエンスハイスクールの指定校です。
その一環として13の分野において課題研究に取り組み、今回は地学分野を選んだ生徒14名のうち、
共通するテーマとして「土砂災害」を選んだ4名と交流することが出来ました。
主な質問内容は以下でした。
①斜面崩壊の仕組み、地形的地質的特徴
②斜面崩壊に前兆はあるのか、予測はできるのか。
その上での崩壊の対策(自分たちがすることが可能な)
③斜面崩壊と地滑りの違いは何か。
地形・地質、気象情報について近年の土砂災害事例を紹介しつつ、当センター発行の砂防副読本や
土砂災害の実写映像等を活用して解説、さらに自分たちの居住地と土砂災害警戒区域との関係、
避難するための情報や必要な判断とは何かなどなど、、、生徒さんたちの学ぶ姿勢、核心的な質問も加わり
当センター職員もついつい熱弁となりました。
100分間の充実した研修になったのではないかと思っております。
◎『緊急地震速報の多言語辞書』が、気象庁で内閣府と観光庁と連携して作成されました。
「やさしい日本語」表現の文例も、記載があります。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1503/30a/eew20150330.html
◎『定住外国人施策ポータルサイト掲載におけるやさしい日本語の活用に関する
Plain English(平明な英語)についての調査』が、内閣府から公表されています。
『災害時には、大卒の大人であっても、動揺やショックのため会話力が小学校4年生並みに下がる場合もあるため、
被災者に対しては、すべてプレインイングリッシュ(平明な英語)によって対応することが、
レスキュー隊やボランティア要員に義務付けられている。
プレインイングリッシュ(平明な英語)を使った救助方法は、
各地方都市の政府や消防署等が開催するトレーニングで学習する。
同様に、消防署、病院等が一般向けに配布するパンフレットは、すべて小学校4年生が理解できるような
明瞭で簡潔な英語を使用しているということである。』と記載があります。
http://www8.cao.go.jp/teiju/research/h25/plain_english/index.html
◎障害者差別解消法の取り組みのひとつになるように思います。
障害者差別解消法リーフレット(わかりやすい版)
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai_wakariyasui.html
長野県小谷村の『ドボクアート砂防ダム巡りバスツアー』の受付が始まりました。
◇主催
長野県小谷村観光連盟
◇開催日
平成27年7月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)、8月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)
全8日間 ※3日前までに要予約
詳しくはこちらまで。
平成27年5月8日、十日町市松之山において、大地すべり
からの復興半世紀の節目に当たり、国土交通省砂防部長を迎
え、地すべり防災50周年記念講演会が開催されました。
これは、実行委員会主催、新潟県治水砂防協会協賛による
もので、参加者は地元住民や防災関係者など300人を超え、
地すべりの多い地域として、これからの防災について、
ともに考えました。
第1部の地元紹介で、当センターから覚幸信江が出演させて
いただいたことから、このブログに写真で報告します。
配布チラシ
予想を上回る参加者を迎えることとなり、
会場が急遽自然休養村センターから松之山体育館に変更された。
会場入口付近ではパネル展示も行われた。
300名を超える参加者が着席、開演を待つ
ステージ
総合司会はFMとおかまちの早見アナ
開会挨拶 高橋洋一 実行委員長
実行委員会は、新潟県十日町地域振興局地域整備部
・十日町市・松之山振興協議会・松之山杢右衛門(モクベエ)クラブで構成
土砂災害防止功労者国土交通大臣表彰披露
砂防部長からモクベエクラブに表彰状と記念品の楯が授与された。
お礼のあいさつを行う代表者の相沢氏
地元の一般の方々からなる朗読の会は「モクベエ伝説」を披露。
500年前、地すべりを止めるため人柱となったモクベエさんの話に、
参加者は集中して聞き入った。
「地すべりとアートの取組」について、関口正洋氏がプレゼン。
ゲストとして招かれたアート作家磯辺行久氏は津南町辰口の
セル式砂防堰堤を組み込んだ作品作りについて紹介。
当センター覚幸からは「中尾に残る地すべり排水隧道」に関する調査経緯や知見を紹介。
砂防部長講演「異常気象と土砂災害」
砂防部長講演の最後には質疑応答が行われ、
土砂災害防止への思いを共有して、プログラムを終了した。