共有する
土砂災害防災のフィールド一般の方々に、土砂災害とその対策について理解していただくこと、またその理解を通じて防災意識を醸成・維持していただくことは、簡単なことではありません。私たちが砂防の広報に携わって30年以上、これまでに培った経験と知識を多面的に活かし、様々な活動の支援や資機材の提供を行います。
砂防フィールド
コミュニティ
スタッフの取材記録などを交えつつ、土砂災害を克服してきた各地の活動紹介や情報提供を行っております。
この場を通じて新しい発見や様々な交流が生まれることができれば幸いです。
8/26、ソウル大学の教授方が当センターに来訪され、
土砂災害に関する啓発活動や防災学習の事例等について意見交換を行いました。
韓国では、2011年に牛眠山(ウミョンサン)で発生した土砂災害を受けて、
ハザードマップの整備、携帯メールでの災害情報発信、
避難勧告システム等のソフト対策の整備が進められているが
一般には浸透していないとのことでした。日本では、
防災担当の行政職員はどのように一般住民への防災啓発を行っているのか、
学校教育での土砂災害の取り扱いはどうしているのか等々についての質問について、
当センターの活動実績や啓発ツールの活用方法、
事例やそれらの効果を紹介しました。
教授 イム・サンジュン氏
農学部生命科学大学森林科学部森林環境専攻
教授 アン・ドンファン氏
農学部生命科学大学農経済社会学部農学資源経済学専攻
副教授 イ・チャン氏
農学部生命科学大学院農産業教育科産業人力開発学専攻
農学特定研究員 ソン・ジヨン氏
東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻
参考 2011年 牛眠山(ウミョンサン)の土砂災害
場所 ソウル特別市瑞草区(ソチョグ) 牛眠山(ウミョンサン、標高293m)一帯
日時 2011年7月26日~27日
雨量 連続降雨量338mm、最大時雨量68.5mm
被害 土石流により死者16名
ソウル特別市の中心部で発生したという点から、国はこの地域を特別災難地域に宣布した。