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土砂災害防災のフィールド
ネットワークで繋がろう、広げよう

~言葉はわかりやすく、つくる輪は親しみやすく~

一般の方々に、土砂災害とその対策について理解していただくこと、またその理解を通じて防災意識を醸成・維持していただくことは、簡単なことではありません。私たちが砂防の広報に携わって30年以上、これまでに培った経験と知識を多面的に活かし、様々な活動の支援や資機材の提供を行います。

砂防フィールド
コミュニティ

スタッフの取材記録などを交えつつ、土砂災害を克服してきた各地の活動紹介や情報提供を行っております。
この場を通じて新しい発見や様々な交流が生まれることができれば幸いです。

2014年8月 記事一覧

ソウル大学の教授らと意見交換

8/26、ソウル大学の教授方が当センターに来訪され、
土砂災害に関する啓発活動や防災学習の事例等について意見交換を行いました。

韓国では、2011年に牛眠山(ウミョンサン)で発生した土砂災害を受けて、
ハザードマップの整備、携帯メールでの災害情報発信、
避難勧告システム等のソフト対策の整備が進められているが
一般には浸透していないとのことでした。日本では、
防災担当の行政職員はどのように一般住民への防災啓発を行っているのか、
学校教育での土砂災害の取り扱いはどうしているのか等々についての質問について、
当センターの活動実績や啓発ツールの活用方法、
事例やそれらの効果を紹介しました。

教授 イム・サンジュン氏
農学部生命科学大学森林科学部森林環境専攻

教授 アン・ドンファン氏

農学部生命科学大学農経済社会学部農学資源経済学専攻

副教授 イ・チャン氏
農学部生命科学大学院農産業教育科産業人力開発学専攻

農学特定研究員 ソン・ジヨン氏
東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻
参考  2011年 牛眠山(ウミョンサン)の土砂災害

場所 ソウル特別市瑞草区(ソチョグ) 牛眠山(ウミョンサン、標高293m)一帯
日時 2011年7月26日~27日
雨量 連続降雨量338mm、最大時雨量68.5mm
被害 土石流により死者16名
ソウル特別市の中心部で発生したという点から、国はこの地域を特別災難地域に宣布した。

竜光の「中越大震災復興記念祭」報告

8月24日(日)、魚沼市竜光集落のお祭りに行ってきました。

 

竜光は芋川の魚野川への合流部に位置する約100戸の集落です。
平成16年の新潟県中越地震では、
芋川上流部に地すべりによって大きな土砂ダムが生じ、
決壊の危機を経験しました。
砂防工事によって決壊は回避されましたが、
住民の方々は上流域から来る土砂が災害をもたらす可能性を
意識するようになり、防災意識が高まったそうです。

お祭りは高台にある天満宮で行われました。
中越地震では、建物や石垣のほか、鳥居も被災しました。
1年後に再建された鳥居が参拝の人たちを迎えます。

抽選券付きのプログラムが配られました。

今回のハイライトは、山古志の闘牛との綱引きです。
芋川上流で最大の土砂ダムができた山古志東竹沢地区の
木籠(こごも)集落と下流魚沼市竜光集落が、震災から
10年を契機に交流活動をスタートしました。
木籠区長の松井治二さんが山古志闘牛会の会長を
されており、竜光の方々に山古志の伝統文化に触れな
がら、近くに感じてもらえたらとの考えです。
そのきっかけは、「芋川砂防フィールドミュージアム」


(事務局:国土交通省湯沢砂防事務所)の砂防講習会でした。
(土砂災害防止広報センターは事務局のお手伝いをしています。)

さぁ、闘牛の登場です。
大きな牛がゆっくりと神社の坂を上ってきました。

社の脇がそのままステージとなって、復興記念祭の開会です。
功労者の表彰が行われ、震災時から集落の復興・再建に貢献された
3人の方の労をねぎらい、記念品が贈られました。
また、牛を連れてこられた木籠の皆さんも紹介されました。

下村亨 竜光区長の挨拶

松井治二 木籠区長の挨拶
「今度は山古志の防災運動会に来て下さい」

闘牛と綱引き。牛は後ろ向き。人は2列になって引っ張ります。
初めての試みとのこと。山古志の闘牛は勝敗をつけません。

小学生以下の子供たちも。みんながんばり、拍手で締めくくられました。

その後、幼児の踊りや、堀之内中学吹奏楽部による
工夫を凝らした楽しい演奏が披露され、祭は最高潮。
夜は盆踊りなどもおこなわれたとのことです。

川でつながった2つの集落。
防災のためのコミュニケーションにとっても、
地域振興にとっても、可能性の広がるお祭りとなりました。

大好評!! 阿賀野川総合水防演習で3Dシアターを出展

平成25年5月25日(日) 阿賀野川総合水防演習8:30~12:45

大人245人、子供260人 計505人の方々に視聴いただきました。

~~虹~~

8月のとある日に湯沢砂防事務所(国土交通省北陸地方整備局)に掛かる虹を見た!!